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Cut(カット)

ダイヤモンドの価値を測る基準として4Cがあるが、その4Cの中で唯一、人為的に操作が出来るのが「カット」である。

カット:優れた陶工の手によってなされる。
カットにより、荒いダイヤがすばらしい宝石に生まれ変わる
ダイヤモンドは各面から光が侵入し、反射され、光のスペクトルとなって虹色の光となり出て行く
カットが良いほど、ダイヤモンドは美しくなる
上手なカットは、上から進入した光が上に出て行くので目に入る光が鮮やか
不十分なカットでは底面から光が逃げてしまう

プロポーション
ダイアモンドの光の反射率を最大化する基準はいくつもある
表面は互いに関連した最適な角度でカットされるべき
トップは平らにする、しかも石のサイズに合わせて適切な大きさに
トップとボトムは、石を互いに関連した最適な深さに2分する
トップの表面(crown)と、底部(pavilion)の表面は一直線上にあるべき

これらの基準とパーセンテージは、ダイヤモンドごとにことなり、カットの評価に入れられる
実際、それぞれのダイヤモンドの形状(heart, round, oval, emerald, etc.)が Premium か Good になるかは、それぞれの基準がある
理想的なカットは、ダイヤモンドの光と輝きを最大限に生かすプロポーションである

宝石商により、国により、理想的なカットの比率は異なる
しかし、石の光と輝きのもっとも好ましいと一般的に広く受け入れられる比率というものは存在する
この比率のとき、入射した光は散乱された後、底部や側部から出ることなく、table(トップ)から出てくる

しかし多くの場合、理想的なカットは石のもつ光と輝きを引き出すために行われるが、
同時に原石のほとんどを削ってしまう

シンメトリー
表面のエッジが互いに一直線になっているか
応答する反対側の表面が一直線上にあるか
crown と pavilion が一直線上にあるか
ダイヤモンドの鑑定書にシンメトリーが記載されているときには、ExcellentかVery Good か Good かを見るとよい

蛍光性 Fluorescence

紫外線に当たったときに、一部のダイヤモンドは黄色や青の光を発することがある。
ダイヤモンドの価値には必ずしも影響しないが、時たま鑑定書にかかれることがある。

カットを見るときには、サイズよりも重要なのが質と陶工である。
これらの特徴は、ダイヤモンドの輝きを見る尺度となり、生きたダイヤと(たとえ大きくても)死んだダイヤを見分ける手助けになる。
ダイヤモンドは大きさよりも、優れたカットのもののほうが価値がある
他の4Cに対して、カットはもっとも質の高いダイヤを探すときの基準となる。

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