透明度はダイヤモンド内に自然に生じる侵入の、数や位置、大きさをあらわす指標である。
侵入の数が少なく小さいほどダイヤモンドの価値は高い。
侵入や傷はダイヤモンドにとって指紋のようなものだ。
これによって、あなたのダイヤは本当に「あなたのダイヤ」になる。
実際、ダイヤモンドのレポートには、傷の位置などを記しているものもある。
透明度について注意すべき点は
侵入が裸眼で確認できない程度のものであることと
ダイヤの耐久性に問題がないものであることだ。
ダイヤモンドは、光を屈折・反射することであの輝きを生じている。
石のtopから入ってきた光は、陶工によって磨かれた表面で反射され、再び石のtopから反射されていって私たちの目に入る。
この光の進路上に障害物が少ないほど、透明度が高くダイヤモンドの価値は増す。
ほとんどのダイヤモンドには何らかの傷(結晶、雲、羽などcrystals, clouds, or feathers)がある。
特にダイヤモンドの内部に見つかる傷は「侵入」と呼ばれる。
表面の傷は、磨き落とされるのでほとんど問題はない。
結晶とはダイヤモンド内に出来た他の鉱物の塊であり、雲は小さなシミや曇りのことで牛乳のような感じになる。羽とは小さな傷の中でも鳥の羽のように見えるものだ。
基本的には、たとえ侵入があっても、光の屈折・反射を妨げたり、見た目の美しさを損なうようなものでない限り、ダイヤモンドの価値に侵入は大きな影響はない。
「完璧」なダイヤである必要はなく、石の魅力と耐久性を損なわないことが重要だ。
宝石商がダイヤモンドの透明度を測るときには10倍のルーペ(虫眼鏡)を使う。
10倍のルーペでも見えないような傷は、ないものとみなされる。
カット、色、カラットが同じ条件で、透明度のランクを1つ上げると1カラットあたりの値段が跳ね上がる。
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